看護学校に通いながら働く
私は現在27歳です。この歳になっても学校で授業が受けられるとは思ってもいませんでした。しかしJEMSでは、多様な視点から救急搬送業務をより良くすることを目的に、救急救命士として働きながら看護学校やその他の医療系養成校に通える環境が整っており、私は看護学校へ進学しました。
看護学校では、座学・演習授業だけでなく、近隣病院における病院実習もカリキュラムに含まれています。病院実習では、実際に担当させていただいた患者さんやその家族、受け入れてくださった病院スタッフの皆さまに感謝しながら看護を実践しています。看護学校の病院実習では、新生児から老年期・母性・精神・在宅などの幅広い領域別の実習があり、それらの知識技術は普段の救急活動に活かせることが沢山あります。看護の分野では、患者さんが抱えている疾患は同じであろうと、年齢や性格・生活背景等、その人の個別性に配慮しながら援助する内容・観察項目について優先度を考える必要があります。系統的に無駄な行動がないよう円滑な看護が提供できるように努めなければ、患者さんや家族との信頼関係は築けないからです。この系統的な考え方は救急の現場に置き換えても通ずることが多くあります。私は看護学校に入学して、傷病者や関係者への配慮についてまだまだ不足していることに気付かされました。
そこで、私自身の目標として「救急救命士目線、看護師目線の2方向から傷病者のことを考え、勇気・元気づけ、不安を取り除くための心のケアが行えるダブルライセンス資格者になりたい」と強く思うようになりました。働きながら看護学校に通うことは決して楽ではありませんでしたが、無事に看護師資格を取得出来ましたので、今後は救急救命士としてのさらなる深みを持って全国のへき地離島の地域医療に貢献していきたいです。
JEMSで働くやりがい
JEMSで働いている中で感じるやりがいは沢山あります。1つ目は「傷病者の生命が左右される現場で、的確な観察や処置を行い救命に繋ぐことができるやりがい」、2つ目は「現場で傷病者やその家族・関係者からお礼のお言葉をかけていただけることへのやりがい」、3つ目は「民間企業だからこそ新規事業へ挑戦できることへのやりがい」です。JEMSは民間企業の強みを活かし様々な事業開拓に取り組んでいます。この様な背景から、何事にも挑戦する気持ちを持つ社員が多く、柔軟な対応で社会に貢献できる活動をそれぞれが模索しています。
世の中で必要とされる場所で働けることへの喜びと感謝の気持ちを忘れず、今後も精進していくこともおおきなやりがいだと感じていますし、JEMSだからこそ感じることができるやりがいも沢山あります。その思いを、より多くの救急救命士に感じてもらいたいと強く思っています。
入社を考えている方へ
消防組織を目指していた私でしたが、新聞記事で見かけた「消防署のない自治体と民間会社との連携は全国初」という見出しに興味を持ち、ホームページでJEMSを調べたことを今でも思い出します。また「会社経営の50%以上は企業理念で決まる」という言葉を聞いたことがありましたが、JEMSの企業理念を初めて見た時、「救急救命士として使命感が強い集団なんだろうな。一緒に働きたいな。」とワクワクする気持ちで一杯となり、すぐその年に採用試験を受けました。入社当時は、右も左も分からない状態でしたが、救急救命士として、社会人として、何事も丁寧に教えてくださる先輩方が多かったお陰で、一歩一歩成長を実感することができています。また、医療資源が乏しいへき地・離島だからこそ救急救命士の存在意義は大きいと思います。少しでも地域医療に貢献したいと思っている方は、ホームページやSNS等でJEMSの取り組みを覗いてみてください!