緊急走行
竹富救急事業部は、救急救命士3名で隊編成を行い救急搬送業務を担っています。現場に向かい、傷病者を収容し、医療機関に到着するまでは緊急走行を実施しており、これは業務の一環として事業部全員が担当しています。
緊急走行の大事な目的は「傷病者を安全かつ確実に医療機関まで搬送する」ことです。緊急走行は一般車両とは違った運転操作を行う為、様々な危険が生じます。傷病者の命はもちろんのこと、自分たちの命も守り、また周囲の車両に事故を誘発させないなど、まずは事故を起こさない運転をすることを心がけています。傷病者の状態によっては一刻を争う場合もありますが、緊迫した状況の中で緊急走行を行う際でも冷静でいられるように努め、道路の段差やカーブでの遠心力、アクセルワークやブレーキワークなどに気をつけながら搬送することが重要となります。こうした緊急走行を確実に実施するためには、日々の訓練が欠かせません。
JEMSでは、緊急走行を実施するための教育体制を構築し、緊急走行訓練を積極的に行っています。前職で緊急走行を担当していた社員や外部の緊急走行指導者講習を受講してきた社員が社内で訓練マニュアルの策定を行ったり、現地で実際に緊急走行指導を行っています。その他にも、地域の道路事情を把握するための地理調査や、運転技術を向上させるための細かな車両操作訓練なども実施しています。また、現場に出場した際はドライブレコーダーの記録を使用した振り返りを出場隊全員で実施して改善点をあげることで、運転した隊員だけでなく事業部全体での緊急走行の質を向上させています!
このような教育体制などにより、救急車のような大きな車両を初めて運転する社員でも不安を感じないような環境が整っています!
JEMSで働くやりがい
JEMSが活動しているへき地・離島では、住民との距離が近く、搬送した方々を町で見かける機会が多くあります。搬送した方々が元気そうに生活している様子を見かけると、この仕事に就いてよかった、と大きなやりがいを感じています。
また、常備消防が設置されていない地域では、私たち救急救命士だけでは解決できない事案もあり、その際には地元消防団や警察の方々と協力して活動をしています。実際に現場で連携を取りながら活動していると、地域全体で傷病者を守っているという地域の方々との一体感を感じます。
さらに、救急車の運転も、傷病者の緊急度・重症度による時間的な要素や、救急車の揺れによる悪化防止といった多くの要素のバランスを考えながらハンドルを握っています。車内では傷病者の観察処置を担当する救急救命士も含めた3人全員で傷病者の状態をこまめに共有し合い、傷病者の負担を最小限に抑えながら緊急走行を行うことで、結果として傷病者の悪化防止や早期の根治的治療に繋がっているということもやりがいに感じています。
入社を考えている方へ
JEMSでは救急車の緊急走行スキルは必須です。ほとんどの社員は、入社してから初めて救急車を運転します。私も入社するまでは救急車はおろか車体の大きな車を運転したことはなく、救急車を運転することに大きな不安がありました。ですが、緊急走行を担当するまでの教育体制や定期的な車両操作訓練、走行訓練を実施しているので、次第に車両感覚が身につき自信も湧いてきます!
JEMSは、救急車の運転技術におけるスキルアップと救急救命士としてのスキルアップができ、総合的に自分を成長させることができる会社です!