【ドクターカー業務への出向について】
現在6名の社員がドクターカーへ出向しており、月に数回運行業務に携っています。
ドクターカーへの出向では、出動やドクターカー症例検証会を通して連携する消防本部や医療機関等での、多くの取り組みが学べます。
ドクターカー出動時は、運転や要請先機関とのドッキングポイントの調節を行い、現場に向かう際は安全面を最優先に考え、早期医療介入ができるように要請先機関との調節に尽力しています。また傷病者に接触後は医師の診療や看護師の処置の補助を行いながら多くのことを学ばせていただいています。院内での待機時間では、院内MCに属することで特定行為や診療の補助が可能となっています。院内でも院外と同様に医師や看護師などが行っている問診、観察、処置など間近で拝見し、様々な症例を経験させていただいています。このドクターカー出向制度が構築されたことで、救急救命士として救急車に乗って勤務するだけでは学べない多くのことを学べる機会があり、日々成長を実感することができています。ここでの学びをJEMSの救急現場活動にも活かせられるように今後も精進していきたいと思います。
【JEMSで働くやりがい】
私たちの働くへき地・離島の医療資源は限られており、一番近くの救急救命センターまで救急車で1時間以上の搬送時間を要します。そのため救急活動では、「早期医療介入」や根本的な治療ができる医療機関への「早期搬送」が望まれます。これを達成するため、管轄する町の病院や応援要請機関(ドクターヘリやドクターカー等)との連携をよく行っています。
この「早期医療介入」「早期搬送」を実現するには病態把握のための自己研鑽、管轄する町の病院や応援要請機関の特色を十分に理解し現場活動での判断に繋げることが大切です。
私はここに救急救命士としての一番の魅力を感じており、病院での医師・看護師とのコミュニケーションを通してより深い考えに繋がっています。
【入社を考えている方へメッセージ】
弊社では出向などを通して「外の世界を学ぶこと」を大切にしており、ドクターカー以外にも多くの手段があります。私は若いうちにこの経験ができていることに本当に感謝をしています。救急医療についてもそうですが、外の世界に出ることで様々な考え方や取り組みなどを知り、多くの経験や知識を得ていることを実感しています。ぜひたくさんの学びを私達と実感しましょう!